「いつか」を「いま」に変える。
私が大切にしている「やりたいことリスト100」の中から、やりたかったことの1つを叶えてきました。
それは、「フェリーで旅をすること」。
目的地は、2度目の訪問となる瀬戸内海アートの聖地・直島。
今回は友人たちとの「0泊3日弾丸の旅」です。
限られた時間だからこそより楽しめた、非日常の刺激的な体験。濃密な旅の記録をお届けします。
夜の海から始まる「非日常」へのプロローグ
旅の始まりは、街が眠りにつく深夜1時の神戸港。
フェリー泊という移動は、単なる手段ではなく、日常から非日常へと心を切り替える一つのスイッチのようでした。
フェリーの魅力:船の上がすでに目的地
今回乗船したのは、リゾート気分を味わえるフェリー「あおい」。これに乗れただけでも大満足!
- 朝まで営業している船内のフードコート。香川名物のうどんも食べられます。
- 船内にはお風呂だけでなく、海を眺めながらの足湯もありました。
- 陸を離れ、波に揺られながら過ごす時間は、脳を強制的にリセットしてくれました。
船に乗ること自体が、すでに五感を刺激する体験のはじまりでした。
直島:五感と余白をテーマに巡る1日
早朝、直島に到着。あいにくの雨予報でしたが、街歩きの間はなんとか曇り空が持ちこたえてくれました。
2度目の訪問となる今回は、「五感」と「余白」をテーマに行く場所をセレクトしました。
【今回の一日直島プラン】
直島街散策 → 家プロジェクト → 直島新美術館 → 李禹煥美術館 → 直島銭湯「I♥︎湯」
「見えない」からこそ見えてくるもの:家プロジェクト「南寺」
どれも印象深いのですが、家プロジェクト:ジェームズ・タレルの『南寺』も心に残りました。
完全な暗闇の中で「視覚」を遮断されたとき、押し寄せる不安と恐怖。しかし、その先に立ち上がるかすかな光。
「みる」とはどういうことか?
五感すべてを使って「視る」ことを問いかけられる体験は、日常では決して味わえない、自分自身との強烈な対話でした。
表現の熱量に圧倒される作品群
家プロジェクト:大竹伸朗氏の『はいしゃ』は、どこを切り取っても絵になる圧倒的なコラージュの熱量。制作のエネルギーが伝わってきます。
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直島新美術館は、ひとりの作家が平面、立体、インスタレーションと媒体を変えて表現する世界観。その振り幅の広さに、すごく刺激されました。
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静かに自分の心の余白を感じる:李禹煥美術館
李禹煥(リ・ウファン)美術館は、やはりこの場所でしか味わえない空気感があります。島の風景に溶け込む作品は、雨の匂いや風の音と共に、心にストンと響きました。以前美術館の個展で観たときとは違う、自然と一体化した「静かな余白」がそこにありました。
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身体ごとアートに浸かる:直島銭湯「I♥︎湯」
銭湯好きの私にとって、今回の旅で絶対に外せなかったのが、大竹伸朗氏が手がけた直島銭湯「I♥︎湯」。
実際にお湯に浸かりながら、視界に飛び込んでくる圧倒的なアートの世界。タイル絵や剥製、コラージュ……浴室の隅々まで遊び心と熱量に溢れた空間に身を置くのは、これまでにないほど新鮮な体験でした。
雨の直島と0泊3日の「集中力」
旅の途中、雨が激しくなりました。けれど、雨に濡れる桜の美しさや、傘を打つ雨の音に包まれながら歩く時間は、いつもの感覚を心地よく遮断してくれました。雨のおかげで、より鮮明にその時の感覚が刻まれた気がします。
「目的地に到着することだけが鑑賞ではない。歩く道中の風景すべてが、すでにアートの一部なのかもしれない」
そう気づけたのは、0泊3日という「制約」があったからかもしれません。時間が限られているからこそ、一瞬一瞬を深く味わう。
スケジュール通りにいかないハプニングさえも、旅の醍醐味として楽しめる余裕。それこそが、日常を楽しくする「捉え方ひとつ」なのだと感じます。
女3人、感性を響かせる。アート視点で語り合う贅沢
今回の旅がより楽しかったのは、友人たちとの「シェア」があったからです。
非日常の空間で、お互いのアート視点を語り合う。その体験を共有する時間は、何にも代えがたい贅沢な時間でした。
自分の感じたことを言葉にし、相手に伝え、また相手の言葉を受け取る。その対話の中で、一人では気づけなかった視点に出会うことができました。また旅の道中のいろいろな話も、心を癒してくれる楽しい時間でした。
まとめ:日常を楽しくするのは、自分自身の「視点」
ずっと「いつか行けたらいいな」と思っていたフェリー旅。
それを実行し、実際に波に揺られ、島の風に触れてきた。この「自分で自分を連れて行ってあげた」という達成感は、何よりの自分へのギフトになりました。
当初は一人旅の予定でしたが、友人たちと行くことになり、結果として一人では味わえなかった「感覚の共有」という、より豊かな時間になりました。
「やりたいこと」を後回しにせず実行できたことで得た、新しい視点と体験。それは今、私自身の大きな活力になっています。
「フェリーで旅をしたい!」という純粋な願いから始まった、0泊3日の弾丸アート旅。短い時間だったからこそ、想いを凝縮し、五感を研ぎ澄ますことができました。
この刺激を、これからの私の作品にも繋げていきたいと思っています。




















