この「90日後の自分へ手紙を書く」ワークは、
私の個展「COLLECTIVE SELF」の中で行った
ワークショップから生まれたものです。
90日後の自分を想像して、今の気持ちや考えていることを手紙に残します。
未来を考えることで、かえって「今の自分」が見えてくる。
そんな小さなセルフガイドワークです。
こんな方におすすめ
- やりたいことはあるけれど、なかなか始められない
- 「いつかやろう」と思いながら、後回しになっていることがある
- 少し先の自分を想像してみたい
- 今の気持ちを、未来の自分へ残しておきたい
- 未来の自分へ、何か言葉を届けてみたい
- 自分自身について、少し立ち止まって考える時間を持ちたい
何かを達成するためだけのワークではありません。
未来の自分へ挨拶をしたり、
今の気持ちを残しておくだけでも大丈夫です。
紙とペン、封筒があればすぐに始められます。
90日後にその手紙を開いたとき、
今の自分がどんなふうに見えるのか。
少し楽しみにしながら、気軽に試してみてください。
90日後の自分へ手紙を書くワークとは?
未来のことを考えるとき、
「いつかこうなりたい」と思うことはあっても、
その「いつか」がいつなのかまでは決めないことがあります。
そこで、このワークでは90日後という少し近い未来を設定します。
3か月という時間は、
すべてを大きく変えるには短いかもしれません。
でも、ずっと止まっていたことを一つ動かしたり、
何かを始めたりするには、ちょうど面白い長さだと思っています。
大切なのは、
90日後に必ず何かを達成することではありません。
少し先の自分を具体的に想像することで、
今の自分が何を考え、何を大切にしているのかを見つめてみる。
このワークでは、その時間そのものを大切にしています。
「COLLECTIVE SELF」と未来への手紙のつながり
「COLLECTIVE SELF」では、 自分という存在は、一つの固定されたものではない
と考えています。
記憶や経験、人との出会い、日々の出来事。
そうしたさまざまな断片が重なり合いながら、
今の自分がつくられています。
そして、今この瞬間も、
未来の自分をつくる一つの断片になっていきます。
過去の自分 → 今の自分 → 未来の自分
それぞれは別々に存在しているのではなく、
時間の中でつながっています。
だからこのワークは、
未来だけを見るためのものではありません。
未来の自分を想像することで、今の自分を見つめる。
そして90日後、
過去の自分が残した言葉と、
そのときの「今の自分」が再び出会う。
その時間の重なりを体験することも、
COLLECTIVE SELFの考え方につながっています。
90日後の自分へ手紙を書く方法|5つのステップ
難しい準備は必要ありません。
静かに考えられる時間を少しつくって、
90日後の自分を想像してみます。
正しい答えもありません。
きれいな文章を書く必要もありません。
今の自分が思っていることを、
未来の自分へそのまま残してみてください。
用意するもの
必要なのは次の3つだけです。
特別な紙でなくても大丈夫です。
ノートの一枚でも、便箋でも、
自分の好きな紙でも構いません。
1|90日後の日付を決める
まず、今日から約90日後の日付を決めます。
90日にこだわらなくてもいいです。半年先や1年先でも好きな日数でOK
それに合わせて進めてください
90日後の日付がわからない場合は、
90日後の日付を確認できる日付計算ツール
を使うと簡単です。
封筒には、その日を「開ける日」として書いておきます。
「いつか開ける」のではなく、 開ける日を最初に決めることがポイントです。
2|90日後の自分を想像する
手紙を書く前に、
少しだけ未来の自分を想像します。
こんな問いから考えてみてください。
90日後、どんな気持ちで過ごしていたい?
今、やりたいけれどできていないことはある?
ずっと「いつかやろう」と思っていることはある?
90日後、それが少し進んでいたら嬉しい?
今の自分から、未来の自分へ伝えておきたいことは?
すべての問いに答える必要はありません。
ひとつでも気になる問いがあれば、
そこから手紙を始めてみてください。
3|90日後の自分へ手紙を書く
書き方に決まりはありません。
何を書けばいいかわからない場合は、
こんな書き出しから始めても構いません。
90日後の私へ
今の私は、こんなことを考えています。
今、やりたいけれどなかなかできていないことは……
90日後には、こんな自分でいたいと思っています。
全部できていなくてもいいけれど、
何か少しでも変わっていたら嬉しいです。
これはあくまで一例です。
書くことは自由です。
目標を書かなくても構いません。
未来の自分への挨拶、
今感じていること、
嬉しかったこと、
不安に思っていること。
今の自分をそのまま残してみてください。
4|今日の日付と「I AM HERE」を残す
手紙を書き終えたら、
今日の日付を書きます。
そして、そのそばに
I AM HERE
と書いてみてください。
未来へ向けた手紙でありながら、
これは同時に、 「私は今日、ここにいた」という今の自分の記録
でもあります。
5|封をして、90日後まで保管する
書いた手紙を封筒に入れ、
封筒の表に「○年○月○日に開ける」と書きます。
そのまま本棚や引き出し、
箱の中などにしまっておきます。
スマートフォンのカレンダーにも
「未来の手紙を開ける日」と登録しておくと忘れにくくなります。
郵便で届く楽しみはありませんが、
この方法なら特別なサービスや費用も必要なく、
今日からすぐに始められます。
大切なのは、 一度封をしたら、その日までできるだけ読み返さないこと。
少し忘れた頃に開くことで、
90日前の自分と今の自分の違いに気づきやすくなります。
未来の自分へ手紙を届ける別の方法
自分で封筒を保管する以外にも、
未来へ手紙を届ける郵送サービスや、
指定した日に未来の自分へメールを送るサービスなどがあります。
「忘れた頃に本当に手紙が届く」という体験をしてみたい方は、
そうした方法を利用するのも面白いと思います。
サービス内容や料金は変更されることがあるため、
利用する場合はその時点の最新情報を確認してください。
COLLECTIVE SELFのワークショップで生まれた「I AM HERE」
私の個展「COLLECTIVE SELF」のワークショップでは、
未来への手紙を書くと同時に、
コラージュの断片を使って小さなカードもつくりました。
カードには、その日の日付と 「I AM HERE」
という言葉を残しています。
同じ時間、同じ場所にいても、
一人ひとりが選ぶ断片は違います。
それらを匿名で集めたアーカイブも公開しています。
個展の会期中に参加者のみなさんと出会い、
同じ時間を過ごした記録でもあります。
私自身も、90日後の手紙を体験しました
このワークは、私自身も実際に体験しました。
手紙に書いたのは、長い間後回しにしていた過去作品の整理についてです。
そして約90日後、振り返ってみると、230点以上の作品を整理し、管理番号をつけてデータベース化するところまで進んでいました。
手紙を書いたから必ず達成できた、ということではありません。
ただ、90日後の自分を具体的に想像したことで、「いつかやる」が「この90日でやってみる」に変わったことは、私にとって大きな発見でした。
90日後に手紙を開いて感じたことや、その間に起きた変化については、体験記にまとめています。
90日後、過去の自分が書いた手紙と再び出会う
未来への手紙を書くことは、
未来を予言することでも、
必ず目標を達成するための方法でもありません。
今の自分が何を考えているのかを、
少し先の未来へ残しておく。
そして90日後、
その言葉ともう一度出会ってみる。
変わっていることもあれば、
変わっていないこともあると思います。
でも、その違いに気づくこと自体が、
自分の時間をあらためて見るきっかけになるかもしれません。
今日の自分もまた、
未来の自分をつくっていく一つの断片です。
あなたは、90日後の自分に何を伝えますか?
90日後にやりたいことが思いつかないときは
90日後にやってみたいことが思いつかない場合は、
まず自分の「やりたいこと」を自由に書き出してみるところから始めてもいいと思います。
90日後の体験も、ぜひ聞かせてください
このワークを体験していただいた90日後、
過去の自分が書いた言葉と再び出会ったとき、
今の自分が何を感じたのか。
その間に起きた小さな変化や気づきがあれば、
もしよかったら聞かせていただけると嬉しいです。
※Subject / 件名に「90日後の体験・感想」と入れて送信ください
When sending your message, please use “90-Day Experience / Feedback” as the subject.
この「90日後の自分へ手紙を書く」ワークは、
Akemi Kodamaによる「COLLECTIVE SELF」の活動・ワークショップから発展した
セルフガイドプログラムです。
個人でご自身のために体験していただくことを目的として公開しています。
本記事の文章、ワークの構成、名称、オリジナルの問い、配布資料・ビジュアル等の
無断転載・複製・再配布・改変・商用利用・ワークショップや講座等への転用は禁止しています。
